生命保険コンサルタントの島田寛明さん【京都の素敵な経営者さまへインタビューVol.3】

京都の人へインタビュー

【京まちあるき】では、京都の経営者様や京都で働く素敵な方々をご紹介しています。

今回は、生命保険コンサルタントの島田寛明さんにお話を伺いました。

生命保険コンサルタントの島田寛明さんについて

島田寛明さんは現在、外資系生命保険会社のファイナンシャルプランナーとして、生命保険コンサルタントをされている方です。

京都府亀岡市で生まれた島田さんは、同志社大学を卒業後、地元の地方銀行(あのCMで有名な!)に入行しました。法人に対する営業活動を7年ほど経験したのち、本部へ異動となり営業に関わる企画・推進を行う部署に配属されたそうです。

そして2019年、20年間勤めた銀行を退職し、生命保険会社へ転職。

現在は、銀行員時代に培った経験を活かし、法人・個人問わずお客様に寄り添ったプランニングをされています

現在の仕事に辿り着くまでの道のり

まずは、島田さんが現在のお仕事に就かれるまでの道のりについて伺いました。

挫折を味わった学生時代

元々曲がったことが嫌いで正義感が強かったという島田さんは、「人の役に立ちたい」と、検察官になることを夢見て京大法学部への進学を目指していました。

当時は学歴がものを言う世の中だったこともあり、どこかで「やらされている感」を覚えながらも、「京大に行かなければ負け組だ」と信じていたそうです。

しかし島田さんは一浪したのち、同志社大学の法学部へ進学することとなりました。難関私立大学への進学も、高い目標を掲げていた島田さんにとっては、一旦すべてがリセットされるような挫折感だったそうです。

ただ、この挫折体験は、島田さんにとって自分自身を見つめ直すきっかけにもなりました。

法学部に行きたかったそもそもの理由である「人の役に立ちたい」という思いに立ち返り、「仕方なく行くことになった大学だけれど、ここで自分はどう過ごすのか?」と考えたそう。

これまではどちらかというと環境に流されてきたという島田さんでしたが、この頃から主体性を持って生きるようになったそうです。

地元・京都に役立つ銀行員の仕事へ

また、大学でさまざまな人と過ごすうちに、島田さんの視野も広がりました。「検察官になってルール違反をした人を罰する以外にも、自分が役に立つことがあるのではないか」という思いが生まれたそうです。

検察官になるための司法試験は、在学中にクリアすることが難しかったという事情もあり、島田さんの中に、「生まれ育った京都の企業に就職し地元の役に立つ」という選択肢が浮上します。

銀行なら、個人から法人まで幅広く役に立つチャンスがある」と、島田さんは地元の銀行を就職先に選びました。

銀行員として抱え続けたジレンマ

新卒で銀行に入行した島田さん。まずは支店で直接お客様と関わるところからスタートし、目の前の人に役立とうという気持ちで頑張りました。しかし組織に所属する以上、本部の指示に従う必要があり、現場とのズレを感じることも多かったそう。

8年目に本部へ異動となった際には、お客様本位の企画を出そうとしましたが、まだ30代前半だった島田さんの意見を通すことは難しかったようです。それでも、発言できる立場になろうと心に決めて働き、41歳のときに、部署のナンバー2にまで出世しました。

ようやく会社の方向性を変えられる立場になれたと思った島田さん。しかし、やはり大きな組織は簡単には変えられません。むしろ、組織のなかで上に立ったからこそのジレンマが大きくなっていったそう。

本当にお客様のためになっているという確信が持てない企画に、立場上ゴーサインを出し、その企画を動かすためのもっともらしい理由付けもしなければならない。そして自分の信念とズレた企画で、何千人もの銀行員が動いてしまう

正義感の強い島田さんだからこそ、そのことに大きな責任を感じました。

勤続20年での転職

「黙って働いていたらもっと偉くなったのにもったいない」周囲からはそういう言葉もあったそうです。しかし、人の役に立ちたいというまっすぐな思いを持つ島田さんは、転職を選びました。

20年勤めた銀行の退職は、かなりの勇気が必要だったことでしょう。しかし、当時44歳だった島田さんは「45歳までに動かなければ守りに入ってしまう可能性がある。今なら15年以上、ここからまた元気に働ける」と考えました。

そしてちょうど上司の入れ替わりもあり、島田さんは転職のタイミングを掴むことができたのだそうです。

信念を大切にした転職活動

銀行から生命保険という、異なる分野に転職した島田さん。その理由を伺うと、「仕事は何でもよかった」とのこと。退職した際にもう一度自分のやりたいことをしっかりと見つめ直し、「自分が納得できてお客様の役に立てることを最優先にする」と決めたのだそうです。

自分で会社を立ち上げることも考えましたが、長く銀行の本部にいたためクライアントはゼロの状態。「一から営業するリスクを背負うよりも、個人事業主的な働き方が認められる職場で、会社の看板を借りて仕事のベースを作っていくほうがよい」と考えたそうです。

退職後、企業側から声がかかることも多かったという島田さん。どのように理想に近い会社を選択したのか伺うと、待遇よりもその会社の「人」を見極めたとのこと。

転職活動においては、島田さんの思いに共感するようなことを言いながら、結局は企業の考えに取り込もうとしている、またその人自身も取り込まれてしまっている、と感じることも多かったのだとか。

島田さんの「人を見る力」は、銀行員時代に培われていました。数字やお金を扱いながらも、決め手となるのはお客様の本質的な考えや思いの部分であったため、相手が信用に足る人物であるかどうかを見抜く力が身に付いていたそうです。

思いを受け止めてくれる会社との出会い

そんななか、唯一本気で共感してくれたと感じたのが、現在お勤めの生命保険会社の方でした。

どのような気持ちで仕事をし、どのような理由で銀行を辞めたのか。今後どのようにやっていきたいのか。島田さんの思いを真摯に受け止め、「目の前にいるお客様に必要のないものは売らない」という島田さんに、それでもいいと答えてくれたそうです。

そしてその方も、島田さんと一緒に働きたいという思いを一生懸命に伝えてくれたとのことでした。

お話を伺いながら、まっすぐな思いを持ち、それを大切にした島田さんだからこそ、まっすぐに受け止めて応援してくれる方と出会えたのだと感じました。

生命保険コンサルタントとしての挑戦

ここからは、島田さんの現在のお仕事について伺います。

転職直後にコロナで営業停止に

2019年の秋に生命保険会社へ転職した島田さん。しかし入社後まもなく、世の中はコロナ禍へと突入しました。

まだお客様もほとんどいない状態のなか、家族や親族に転職を反対されていた島田さんは、身内に営業することもできません。飛び込みやテレアポしか方法はありませんでしたが、緊急事態宣言で営業活動自体が停止になってしまいました。

何もできなかった期間、もう一度自分の思いと向き合ったという島田さん。

たくさんの本も読み、新しい仕事を通してどのように思いを実現するのかということをじっくり考えたそうです。焦りもありましたが、自分のやりたいことを再確認する時間になったと話してくれました。

保険の営業をする厳しさ

生命保険の営業で苦労したのは、世間の反応の冷たさだそうです。「保険会社です」と言った瞬間に何もしゃべってくれなくなるという、銀行の営業にはなかった体験をするようになりました。

信頼関係がなく、踏み込んだ話もできない状態。お客様の課題を探ることもできず、島田さんの思う「人の役に立つ」ことにはなかなかたどり着けません。

しかも、保険会社の営業は厳しい世界。とくに入社後しばらくは、一定の期間内に契約を取らなければならないルールも課されていました。

このような状況では焦りを感じて、「どうすればお客様の懐に入れるのか?」というテクニックに走りがちではないでしょうか。

しかし島田さんはここでもまた、「自分がどうありたいのか、何のためにわざわざ銀行を辞めてこの仕事をしているのか」と、自分の気持ちを見つめ直しました。そして、入社直後の厳しい時期をなんとか乗り切ったのだそうです。

信頼関係から生まれる仕事の環境づくり

入社後2年近く経って、ようやく自分のペースで仕事ができるようになったという島田さん。

その辺りから、「どうしたらサポートを求めているお客様に出会うことができるのか」、また「どうしたら自分の経歴や仕事に対する思いも伝えられるような、お客様との出会い方ができるのか」を改めて考えるようになったそう。

「自分一人の力はそこまで強くない」と感じた島田さんは、信頼関係を持っている方の力を借りる方向に舵を切りました。

すぐに結果は出ず試行錯誤したものの、「信頼できる人から信頼できる人を紹介してもらう」という方法を構築していったそうです。

お客様の人生に伴走する喜び

現在の島田さんは、「どうやってお客様の懐に飛び込むか」というステージから大きく変化し、「必要ならお客様に保険も提案する」というスタンスで仕事ができるようになりました。

また、銀行では2~3年で営業の担当が入れ替わるため、お客様に長期スパンのプランを提供しても、結局は担当によってそのプランがすぐに簡単に変わってしまうことが悩みだったそう。

しかし今では、自分がプランニングした形をもとに、お客様と長く伴走していけるとのこと。「人の一生や企業の運命を背負う責任とともに、喜びを分かち合える幸せがある」と教えてくれました。

さらに、元銀行員というほかの人にはない経歴を持つ島田さんには、お金の悩みを話しやすいという声が多いそう。ただ保険を買ってもらうだけでなく、お客様から頼られ、その方の本当の課題にじっくり向き合えることが何より嬉しいとのこと。

これからも、お客様から何でも相談してもらえる関係づくりを大切にしていきたいそうです。

島田さんが目指す未来

島田さんが今後実現したい夢やビジョンを伺うと、金融商品を提案するよりもっと前の段階で相談に乗れる、財務診断や資金繰りのコンサル、あるいはライフプランナーのような仕事をしていきたいとのことでした。

どうやってお金を残していくのか、またどうやってそれを事業に使っていくのかというところから関わり、お客様が銀行でむやみにお金を借りたりせず、自分で解決できるようにサポートしたいのだそう。

一番の理想は独立をしてFP事務所を立ち上げること」と話しながらも、今の会社で自分のことを信頼してくださっているお客様に対し、どのような方法なら今後も役に立ち続けられるかを模索しているとのことでした。

「体力の限界が来ることも考えるとあまり先延ばしはできない」と島田さん。また一つ、島田さんの人生のターニングポイントが近づきつつあるようです。

島田さんに聞く京都の魅力

生まれたときからずっと京都という土地で暮らしている島田さん。仕事で別の地域に触れる機会もありましたが、「やっぱり京都の程よいサイズ感が好き」だそうです。コンパクトな京都の町が暮らしやすいと感じているのだとか。

歴史も好きで、京都にはどこへ行っても何かしらの史跡があることにワクワクする、と教えてくれました。

趣味はお城巡り

史跡のなかでも、島田さんはとくに城跡が好きで、全国のお城を巡ってきたそうです。

京都でおすすめのお城を伺うと「京都ならやっぱり二条城」と教えてくれました。

世界遺産 元離宮二条城 公式サイト

ずっと京都で暮らしている島田さんにとって、二条城は通っていた予備校の近くでもあり、身近過ぎてあえて中に入る機会がなかったそう。

「実は数年前に始めて入った」そうですが、日本の歴史が大きく変わった場所を実際に目にして、その厳かさに圧倒されたとのこと。

また、織田信長が好きな島田さんは、本能寺の変で信長の長男・信忠が二条城に立てこもっていたという歴史にも興味を引かれるそうです。信忠が生き残っていたら織田家の時代はもう少し続いていたのではないかともいわれ、その悲劇の舞台ともなった二条城に思い入れを感じるとのこと。

もう一つのおすすめは、「ちょっと北のほうですけど」と、福知山城を教えてくれました。

福知山城 公式サイト

福知山城は、明智光秀が丹波の国を平定して建てた城。現在見学できるのは再建された福知山城の姿ですが、立派なのでぜひ観て欲しいとのことでした。

京都のおすすめスイーツ

スイーツが大好きという側面も持つ島田さん。同志社大学に通っていた学生時代には、近くの出町ふたばへ授業の合間にふらっと訪れ、「豆餅」を買っていたのだとか。

スイーツバイキングも好きで、「学生時代には後輩の女子たちに連れて行ってもらっていた」という、かなりのスイーツ男子のよう。

京都駅ビル直結のホテルグランヴィア京都内にあるカフェレストラン「ル・タン」では、季節ごとのスイーツバイキングがあり、今でも行くことがあるそうです。

カフェレストラン ル・タン ホテルグランヴィア京都 公式サイト

そのほか、京都でとくにおすすめのスイーツを伺うと、伏見の「三源庵」を教えてくれました。

カステラ・ロールカステラ専門店 京都 三源庵

三源庵はカステラ専門店で、伏見の銘水をはじめ、材料にこだわって作っているため抜群に美味しいとのこと。店舗は工場の直営店で、車でないと行きづらい少し不便な場所にありますが、遠方からわざわざ買いに来る人も多いそう。

抹茶スイーツも好きで、なかでも茶寮都路里の抹茶パフェが印象に残っているそうです。

祇園辻利・茶寮都路里 公式サイト

歩いて楽しむ「京都トレイル」

京都は「歩くのが楽しい場所」という島田さん。一味違った京都観光として、京都の文化財や歴史的な名所を楽しみながらハイキングできる「京都トレイル」を教えてくれました。

伏見稲荷から出発してゴールは西山。日を区切って少しずつ歩くのだそう。

島田さんが現在歩いたのは、比叡山の手前あたりまで。ここまででとくに良かったのは、蹴上側から登った大文字山の頂上の景色。空気が澄んでいれば大阪まで見えるのだとか。

山の頂上から京都の町を見下ろしていると、「京都ってまだまだいいところがあるな」と思えるそうですよ。

ライフプランの相談なら生命保険コンサルタントの島田寛明さんへ

今回は、生命保険コンサルタントの島田寛明さんにお話を伺いました。

京都で生まれ育ち、現在も京都で暮らし続ける島田さん。これから京都へ訪れる方には「京都って本当にいいとこですよ」と伝えたいそうです。ご自分が住む土地について、胸を張って「いいとこ」と言えるのは、とても素敵なことですね。

島田さんにお話を伺うなかで、節目ごとにご自身の思いと真摯に向き合ってこられたことが印象的でした。

「本来、商品を売るのは向いていない」と仰る島田さんですが、どのようなお仕事の側面も、ご自身が大切にしている思いと丁寧にすり合わせて、しっかりご自分のものにされていらっしゃるのを感じました。

人生を丁寧に生きる島田さんだからこそ、お客様の人生にも寄り添えるに違いありません。

お金や人生プランに関わるご相談のある方は、ぜひ一度島田さんにお話されてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人
まる きょうこ

当サイトの運営者。
20代の頃より京都を旅し続け、2016年に子連れで関東圏から京都市左京区に移住。京都の本屋、カフェ、美術館、レトロ建築めぐりが好き。

仕事はWebライターとKindle出版サポート。京都愛を生かし、地域メディアで多数執筆しています。

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