【京まちあるき】では、京都の経営者様や京都で働く素敵な方々をご紹介しています。
今回は、京都出身のファイナンシャルプランナー、大槻学さんにお話を伺いました。
ファイナンシャルプランナーの大槻学さんについて

大槻学さんは現在、総合保険代理店でファイナンシャルプランナーとして活躍されている方です。
京都府福知山市で生まれ育ったという大槻さん。カー用品を扱う会社で10年ほど営業職として勤めたのち、コンビニエンスストアのスーパーバイザーに転身。このときは全国への転勤があり、名古屋・浜松・静岡などを転々としていたのだそうです。
そして結婚を機に生命保険会社へキャリアチェンジ。9年間、そこで保険外交員として働き、現在の総合保険代理店へ転職しました。愛知県の方と結婚されたこともあり、現在は名古屋で暮らしているそうです。
異なる営業の仕事を経てファイナンシャルプランナーに

カー用品・コンビニ・生命保険と、扱う商品は異なるものの、ずっと「営業」をしてきたという大槻さん。
「営業には資格がいらないから」と大槻さんは謙虚に語ります。しかし、それぞれの分野で10年ずつ、合わせて30年営業の仕事を続けて来られたのは、適性があるからこそではないでしょうか。
「営業のくせに、結構人見知りなんですよ。初対面の方とお話しするのは、実は苦手なほうなんです」
そう語る大槻さんですが、現在のお仕事は、培ってきた営業力をもっとも生かせる分野のように感じました。ここでは、大槻さんが保険のお仕事に就いてからの経緯についてお聞きしました。
保険に加入してくれた人たちが仕事の原動力に

「保険を扱う仕事のスタート時は、身近な友人や知人などから話していき、契約してもらうのがセオリーなんです」
当初は、「ダメならすぐ転職すればいいかな」と、軽い気持ちだったという大槻さん。3年目くらいに、営業の行き先がなくなり、苦しくなった時期があったのだとか。
フルコミッション(完全歩合制)の保険業界は、売れなければ収入がなくなる厳しい世界。一瞬辞めることも頭によぎったそうですが、そのときに「加入してくれた親しい人たちを裏切りたくない」という気持ちが生まれたとのこと。
自分を通して保険に加入してくれた人たちを大切にしたい。その気持ちが仕事を続けていく原動力になったと教えてくれました。
最適な提案のために、総合保険代理店へ転職

最近になって総合保険代理店へ転職した大槻さん。同じ保険を扱う仕事のなかで、なぜその選択をしたのか、理由を伺いました。
「“〇〇生命”に勤める場合、当然ですが〇〇生命の商品しか取り扱いができません。でも本当はいくつもの保険会社があって、それぞれに特徴やいいところがあります。
一つの会社の商品しか提案できないとなると、お客様の要望に完璧には答えられないと思いました。なので提案の幅を広げたくて、各保険会社の商品を扱っている代理店へ移るという決断をしたんです」
これまでも他社の商品について案内はしてきたものの、いざお客様が加入した場合に、自分が担当できないことがネックだったのだそう。内容を見ることも相談に乗ることもできなくなってしまうのが悩みだったと、大槻さんは言います。
「総合保険代理店であれば、死亡保険はA社、医療保険はB社など、いくつでも別の保険会社の保険に加入手続きができます。“これがあると安心”というのは人それぞれなんですよね。現在は、よりお客様に合ったご案内とサポートができるようになりました」
自社の商品しか扱えないがゆえに十分なサポートができない。大槻さんの転職は、そんなもどかしさを解消し、お客様に寄り添った最適な提案をするための選択だということがわかりました。
老後の不安を感じるお客様のために

現在、大槻さんの元へ相談に来る人の多くは、40代以上とのこと。
「年々、お会いする方の年齢層は上がってきています。いよいよご自身の老後が現実的になってきて、“何もしないのはまずいんじゃないか”と不安に感じて来られる方が多いですね。
私自身も50代になったので、同じような悩みを持つ40代や50代以上の方が、話しやすいというのもあると思います」
大槻さんはそうした年代のお客様を今以上にサポートするため、現在は相続について勉強しているのだとか。仕事の合間に講義の動画で学んだり、試験を受けたりして、専門知識を身につけているのだそうです。
保険の仕事にかける大槻さんの想い
ここからは、現在のお仕事やお客様に対する大槻さんの想いについてお聞きしました。
お客様の不安を安心に変えたい

「私と会う方は、少なからず何かしらの不安を抱えています。その不安な部分を少しでも安心に変えられるようにしたいと、強く思っていますね」
お客様からはお金だけでなく、離婚など、お金にまつわる人生のお話を聞くこともあるのだそう。
「離婚に関しては、その方が決めたなら考えは変わらないと思うんですよね。だからアドバイスをするというよりは、お話をひたすら聞くようにしていますし、聞くのはまったく苦になりません」
また、「なるべく前向きに捉えられるような形で話すように心がけています」という大槻さん。お客様が女性なら、「参考までに、私が妻から離婚されないようにするためにはどこに気をつければいいですかね」と聞いたりもするのだとか。
上から目線の助言をするのではなく、対等にお客様の悩みと向き合う、大槻さんの誠実さと優しさを感じました。
無形の商品だからこそ、正直に
「保険は形のない商品だからこそ、正直にお伝えするのを心がけています。メリットもあればデメリットもあるというのをきちんとお伝えしているので、安心していただきたいです」
保険という無形の商品について、車に例えて説明することがあるとのこと。

「たとえばSUVタイプの車が欲しいと思っていたのに、間違えてワンボックスタイプを買って帰るなんてことはないですよね。でも保険の場合だと形がなく、内容をしっかり理解されている方もほとんどいないので、後から“騙された”と感じてしまうこともあるようです」
こんな商品だとは思わなかった、ということがないよう、「良い部分と悪い部分があれば、必ず悪い部分もお伝えするようにしています」という大槻さん。良いところばかりじゃないと伝えることで、信用してもらえることも多いそうです。
「保険は必要ないという考え方もありますよね。それこそYouTubeなど観れば、いくらでもそういう情報はありますから。必要なければそれでもいいんです。売れたらそれでいいという気持ちで商談はしていません」
大槻さんの、仕事に対する真摯な姿勢が伝わってきました。
お客様が気軽に頼れる存在でありたい

保険を契約してくれた後の、お客様との関わりについてもお聞きしました。
「保険屋さんは決して好かれていないので、コンタクトをとって”また営業されるのかな“と思われるのも嫌なんです。私と会ったら何か売られるんじゃないかとか、そんなふうに思われない存在でいたいですね」
「お客様との距離のとり方が難しい」という大槻さんですが、その細やかな配慮によって、必要なときには頼れる絶妙な距離感を保ち続けているようです。
「不定期に内容確認とか、”もし良かったらやるので言ってくださいね、必要なければこのままスルーしていただいても結構です“と伝えていますね。ちょうど気になっていたという方にはもちろんお会いしますし、いつでもお気軽に連絡くださいというスタンスでいます」
大槻さんと京都
福知山市で生まれ育った大槻さんは、京都市内で暮らしていた時期もあったとのこと。京都での思い出や、おすすめのスポットについてお聞きしました。
嵯峨野で暮らした思い出

「20代から30代の前半は、仕事の先輩とのつながりで嵯峨野に暮らしていたんです。観光シーズンは人が多くて大変でしたね。
嵯峨野は自然の多い場所でしたけど、河原町のあたりとか、ちょっと移動すれば町なかだったので暮らしやすかったです。大阪へ行くにも近いですしね」
とくにお気に入りのスポットを伺うと、「八坂神社から高台寺を通って清水寺へ歩いていくあたり」と教えてくれました。

「桜や紅葉の時期はすごくきれいで雰囲気が良かったのを覚えています。高台寺でライトアップを見てから河原町まで戻ってきて、先斗町のこぢんまりしたお店で飲んで嵯峨野へ帰る、みたいなことをしていました」
子連れで楽しめる京都のスポット

大槻さんは現在、小学生のお父さん。子連れで京都観光を楽しむこともあるそうです。
「嵐山からのトロッコ列車など、紅葉の時期はきれいですよね。トロッコ列車で亀岡まで行き、保津川を下って戻るコースなど、いいと思います。
鉄道博物館にも2回くらい行きました。子どもができたからというのもありますけど、京都を離れたからこそ行ってみる気になったりもしますね」
大槻さんは、「子どもとの時間を大切にしたい」とも話してくれました。
現在のお仕事は、自分で時間をコントロールできる反面、働かなければその分収入がなくなるため、土日も働くことが多いのだそうです。そのなかで、できるだけ家族で食事をしたり、学校行事にはスケジュールを空けたりしているのだそう。
「なるべく子どもとの時間を共有して、成長を見ていきたいと思っています。仕事ももちろん大事ですが、家族との時間も持ちつつ、しっかりやっていきたい思いが強いですね」
相続の問題で家族が悩まないために保険でサポート

今後、大槻さんは保険を通して「相続」にも関わっていく予定です。
「どうしても人間の嫌な部分が出ちゃうところですよね。お金のことで揉めてしまう家族は多いです。だから、そうならないように手を打っておきましょう、というのが私の仕事です」
相続について、保険がサポートできる部分は大きいそうです。
「現金化が難しい不動産相続の問題や、相続人の間での不公平感などを、保険によって減らせる可能性があります。あのとき準備しておいて良かったよねと、そう思ってもらえるような仕事ができればいいと思っています」
常にお客様と誠実に向き合う大槻さんであれば、相続という複雑でデリケートな問題についても、きっと相談しやすいのではないでしょうか。将来のお金について心配ごとのある方は、ぜひ大槻さんと一度お話をしてみてください。

