京都大原三千院で2025年もあじさい祭が開催|6月7日から7月6日まで

神社仏閣

こんにちは、左京区在住のライター、まるきょうこです。

今回は、6月から約1か月開催される、大原三千院のあじさい祭についてご紹介します。

京都大原三千院のあじさい祭

大原三千院のあじさい苑で行われる、あじさい祭。

今年2025年は、6月7日(土)~7月6日(日)に開催されます。

入場は三千院の拝観料のみで、庭園いっぱいに咲くあじさいの花を観賞できますよ。

施設名三千院
所在地京都市左京区大原来迎院町540
拝観時間9:00~17:00(11~2月変更あり)
拝観料大人700円・中高生400円・小学生150円
アクセスJR京都駅から京都バス17系統大原行
大原バス停下車、徒歩約10分

三千院に咲くあじさいの種類と見頃

あじさいには実は、たくさんの種類があるのをご存じでしょうか。

町でよく見かけるあじさいだけでなく、小花をたくさんつけたようなコアジサイに、ヤマアジサイ、ガクアジサイ…。ガクアジサイのなかでも、三千院では七段花(シチダンカ)という珍しいあじさいを見られます。星を散りばめたような可愛いあじさいです。

また、ハート形のあじさいもどこかにあるそうなので、ぜひ見つけてみてください。

見頃は梅雨時期ですが、大原では町なかよりも少し遅く、6月下旬頃。種類によって6月上旬から少しずつ花を咲かせていきます。下の写真は2024年6月中旬のもの。あと1週間ほどで満開というところですが、あじさいのお花畑を十分堪能できました。

開花状況は公式サイトでお知らせしてくれているので、チェックすることをおすすめします。

あじさい苑は境内のどこにある?

あじさい苑は、境内の奥、金色不動堂の周辺にあります。山門から入って「宸殿」や「往生極楽院」などを拝観し、苔むした庭「有清園」を抜けた先に、「妙音福寿大弁財天」が祀られています。

この弁財天の先にあじさい苑があります。金色不動堂の周囲で回遊式に作られているので、あじさいのお花畑のなかをぐるぐる歩き回って楽しめます。

三千院の歴史や見どころ

三千院についても簡単に解説しておきましょう。

三千院は天台宗の寺院で、元々は比叡山延暦寺にあったものが移転を繰り返し、明治期に大原の地に落ち着いたのだとか。

三千院という名前がついたのも明治以降。「一つの思いにはあらゆる宇宙の事象がそなわっている」という意味の、「一念三千」という天台宗の教えから来ているそう。ご本尊は最澄作の薬師如来像です。

以下に三千院の見どころをいくつかご紹介します。

往生極楽院には国宝の阿弥陀三尊像が

宸殿の前方にある往生極楽院は、三千院より前から大原の地にあった寺院でした。三千院移転後に境内のお堂となったそうです。

堂内の阿弥陀三尊像は、極楽浄土からお迎えに来た阿弥陀如来や眷属を表現した平安時代の仏像で、国宝に指定されています。また天井には、よく見ると平安時代後期に描かれた極楽浄土の絵があるそう。ぜひ目を凝らして見てみてください。

苔むした庭と可愛らしいわらべ地蔵

宸殿から往生極楽院に向かって広がる「有清園」は、苔の緑が美しい池泉回遊式庭園です。JR東海の広告にも取り上げられるなど、京都の代表的な景観として人気のスポット。

また往生極楽院の南側にある弁天池の周囲には、石彫刻家・杉村孝氏による、わらべ地蔵の可愛い姿を見ることができます。

妙音福寿大弁財天

わらべ地蔵たちを楽しみながら境内を進むと、妙音福寿大弁財天が祀られているエリアに行き当たります。こちらも周囲の自然と仏像の姿が溶け合った美しいスポット。

弁財天の手前には、白蛇が亀に巻き付いた宇賀神の姿も。大きな姿にちょっとびっくりしますね。

宇賀神は弁財天と習合した神さま。弁財天とともに、財運をもたらしてくれるそうですよ。

そのほかにも金色不動堂観音堂など、三千院の敷地は広く、たくさんの見どころがあります。

梅雨時期の京都で楽しむ三千院のあじさい祭

今回は、あじさい祭の情報とともに、三千院の見どころをご紹介しました。

ジメジメした梅雨時期も、京都市郊外なら、さわやかな空気のなかで観光できておすすめです。

大原の赤紫蘇畑も、夏に向けて鮮やかに染まり出す頃。ぜひ里山のどかな風景とともに、あじさいを楽しんでください。

*hotarusさんの大原紹介動画もどうぞ

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この記事を書いた人
まる きょうこ

当サイトの運営者。
20代の頃より京都を旅し続け、2016年に子連れで関東圏から京都市左京区に移住。京都の本屋、カフェ、美術館、レトロ建築めぐりが好き。

仕事はWebライターとオンライン書店店主。京都愛を生かし、地域メディアで多数執筆しています。

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