こんにちは、京都のライター、まる きょうこです。
今夏の京都は、どこを歩いても暑いのではないでしょうか。そんなときには屋内スポットがおすすめ。
今回は、私の密かなお気に入り「京都大学総合博物館」で開催されている特別展【夢幻のかたち】をご紹介します。
京都大学総合博物館の常設展示については、以下で紹介しているので、合わせてぜひお読みください。
京都大学総合博物館の楽しみ方|親子にもおすすめの屋内スポット
2025年度京都大学総合博物館特別展【夢限のかたち】について

【夢幻のかたち】は、京都大学総合博物館の2階・企画展示室で開催されています。
博物館の入館料のみで観ることができ、一般400円/大学生300円、高校生以下は無料というありがたい設定です。
タイトルの「夢幻」は、「無限」の概念からひらめきを得て名付けたそう。「数理の生み出す美と不思議」というサブタイトルが付いている通り、数理的な内容を芸術的に表現した特別展です。
7/30(水)から8/31(日)まで、博物館の開館時間9:30~16:30に合わせて開催されています。
見て触って楽しめるイマジナリーキューブ

メインの展示の一つが、イマジナリーキューブ。“直交する3つの方向から正方形に見える性質”を持つ立体にそう名付けているとのこと。
実際に触れて楽しめます。

イマジナリーキューブのパズルもありました。大人がやってみるとなかなか難しい。頭が柔軟な子どものほうが、上手にできるのかもしれません。
美しいフラクタル数独オブジェ

全体と一部が自己相似になっているフラクタル構造。その美しいオブジェも鑑賞できます。

9色に色付けされていたフラクタル数独オブジェクト。色の付いた面から見ると、どこから見ても正方形が現れます。また、「正方形以外にもきれいに見える面を探してみてください」と説明板に書いてあり、見る者の見方を限定しないところも素敵です。

フラクタルな図形は、影になるとなんてきれいなんだろうと思いました。自分で懐中電灯の光を当てて、さまざまな角度から楽しめますよ。
数理が拓いたジャグリングの世界

とくに面白かったのが、円筒を使ったオリジナルのジャグリングです。フロアで実演映像が流れているのですが、まるで手品のよう。
実際にやってみることもでき、夢中になって遊んでいる子どもがいました。私も夢中になり過ぎて、説明板以外の撮影をうっかり忘れてしまいました。
ジャグリングは、8/7(木)と8/8(金)に展示の監修・製作を行った教授による実演があるそうです。11時と14時にジャグリングの実演のほか、その日は随時展示の解説もしてもらえるとのこと。
しかも、この2日間はちょうど京大のオープンキャンパスの日に当たり、博物館は誰でも無料で入れます。
また8/10(日)には、南館1階ミューズラボにおいて講演が行われるそうです。
難しい数学をアートとして楽しめる【夢幻のかたち】

「京都大学総合博物館」で開催中の【夢幻のかたち】をご紹介しました。
数学が苦手な人は、アートとして見るだけでも楽しめます。逆に数学の得意な人は、各展示にある説明書きを読んで、さらに深くその世界に入り込めるのではないでしょうか。
そしてなんといっても、実際に体験できるのが楽しいです。小学生の夏休みの自由研究にもなりそうだと思いました。
8月いっぱい開催されているので、ぜひ涼しい博物館の中で数理とアートの世界に触れてみてください。
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