藤森神社で紫陽花まつり開催中|紫陽花苑公開とあじさいの花手水も人気

神社仏閣

こんにちは、左京区在住のWebライター、まる きょうこです。

6月の花といえば、あじさいですね。京都には、あじさいの名所もたくさんあります。

今回は、紫陽花まつりが開催されている伏見区の藤森神社をご紹介します。

約1か月間開催される藤森神社の紫陽花まつり

藤森神社では、毎年6月に約1か月ほど紫陽花まつりが開催され、境内に2か所ある紫陽花苑が公開されます。

午前9時から午後5時まで開園しており、入苑初穂料は500円。小学生以下は無料です。

6/15には紫陽花祭神事が行われるほか、土日を中心に太鼓や蹴鞠など、さまざまな奉納行事もあります。

行事についての詳細は公式サイトをご覧ください。

なぜ藤森神社に紫陽花苑が?

藤森神社は勝運にご利益があり、競馬関係者も訪れることで知られています。その藤森神社になぜ紫陽花苑があるのか調べてみました。

藤森神社があじさいの名所として知られるようになったのは、1980年代のことだそうで、比較的最近ですね。

端午の節句の別名、菖蒲の節句発祥の地でもある藤森神社。

それなら菖蒲の名所になりそうなものですが、土壌の関係で菖蒲苑を作るのが難しく、代わりにあじさいを育てることになったのだとか。

今では梅雨時期になると、境内に3500株ものあじさいが咲き誇り、京都を代表するあじさいの神社となりました。

藤森神社の紫陽花苑のまわり方

藤森神社では、参道の「第一紫陽花苑」と本殿奥の「第二紫陽花苑」の2か所が公開されます。

入苑初穂料は共通で、どちらを先にまわっても大丈夫です。

初穂料を払ったら「藤森神社紫陽花祭祈祷守護」というお札をいただけるので、それを受付で見せましょう。

私は今回、本殿でお参りをして、境内奥の第二紫陽花苑からまわりました。その様子をご紹介します。

あじさいの花手水

まずは本殿お参りの際に手を清めた手水舎。こちらもあじさいの花手水になっています。

SNSなどでも人気のようで、手水舎の周りにたくさんの人が群がってスマホを向けていました。

そのためあまり近づけず遠巻きな写真にはなりましたが、水に浮かぶあじさいの花がとてもきれいでしたよ。

第二紫陽花苑

第二紫陽花苑は、本殿右手の奥に入り口があります。

境内の北側にあるからか、6月上旬ではまだ咲きかけのものもあるようでした。

東西に広がる苑内で、どちらかというと西側の花が先に咲いていました。東側は朱塗りの橋なんかもあり、満開になればきれいだと思います。

花と一緒に写っているお社は、方除けの大将軍社

平安京の南方を守護するために祀られたという由緒ある神社で、多くの方が本殿だけでなくこちらにもお参りしていました。紫陽花苑を出てからお参りできます。

社殿は室町時代に足利義教が建てたもの。重要文化財に指定されています。

第一紫陽花苑

第一紫陽花苑は、今年から「藤勝苑」と名付けられたそうです。

こちらはすでに満開で、色とりどり、品種も豊富なあじさいの花を堪能できました。

紫陽花と一緒に、終わりかけではありましたが菖蒲の花も咲いていました。

菖蒲苑とまではいかなくても、藤森神社のシンボル的な菖蒲の花も見られるようにしたようです。

また、苑内には藤棚もあります。

藤の花は、藤森という地名の由来でもある花です。開花時期はあじさいより早いので同時に見ることはできませんが、結構長さのある藤棚で、見事な花が咲きそうですね。

そして第一紫陽花苑は、誰もがあじさいの花を楽しめるよう、今年からバリアフリー化されたそう。

実際、介護士さんと一緒に入苑されている高齢者の方も見かけましたよ。

かなり広いですが、ちょっとしたベンチや屋根付きの休憩スペースもあり、来苑者に優しい造りになっていました。

木に群がるあじさいが幻想的。苑内には池もあって、さまざまなシチュエーションで花を楽しめました。

誰もが楽しめる藤森神社の紫陽花まつり

藤森神社の紫陽花まつりをご紹介しました。

第一紫陽花苑は6月上旬、第二紫陽花苑は6月下旬と、梅雨時期を通してあじさいの花を楽しめる神社でした。

また、家族みんなであじさいを観賞するなら、第一紫陽花苑が良さそうですね。あじさいの名所はほかにもありますが、バリアフリーのスポットは少ないと思うのでおすすめです。

本記事を参考に、藤森神社の紫陽花まつりを楽しんでいただけたら幸いです。

*藤森神社の紫陽花まつりほか、伏見についてスタエフやYouTubeポッドキャストでも話しています。

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この記事を書いた人
まる きょうこ

当サイトの運営者。
20代の頃より京都を旅し続け、2016年に子連れで関東圏から京都市左京区に移住。京都の本屋、カフェ、美術館、レトロ建築めぐりが好き。

仕事はWebライターとオンライン書店店主。京都愛を生かし、地域メディアで多数執筆しています。

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